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2008.08.29 (Fri)

「時計台は、雨で錆びて」マスカイSS 後編

やっと出来ました後編!!

てか後編も長っwww


とりあえず共通テーマお題「雨と傘」多ジャンル連続うp企画(うろ覚え)第一段はマスカイでした!!


お次は…ルルライ、かな?
ルルライは一度失敗しているのでうまく書けるかどうか…orz



きっとBLになってるはず!!←
苦手な方は即リターンしてくださいね^^



大丈夫な方は続きからどうぞ=3

【More・・・】


* * * * *



「あれ?」

マスターに傘を届ける為に来たのはいいけど、校門には先客がいた。黄緑色のツインテールの子と茶色のショートカットの人。見たことがある。僕と同じボーカロイドのミクとメイコ。
それぞれ緑と赤の傘をさしている。それとは他に黒い傘を一本持っているから、僕と同じようにマスターを迎えに来たんだろう。

僕が二人をじっと見ていたら、向こうも僕に気付いたらしい。

「あ、あれっ?」
「KAITO…?」

二人がこちらに向かって歩いてくる。僕は自分以外のボーカロイドを見るのは初めてではない。倉庫の中で、買われて行く子達を沢山見たから。

「はじめまして!!お兄ちゃん!!」
「へっ!?」

お、お兄ちゃん!?僕はこの「ミク」と初めて会ったのだけれど…?驚き過ぎて間抜けな声が出てしまった。

「こらミク。一応初対面なんだから、お兄ちゃんは自重しなさい。はじめまして、私はメイコ」
「あ、そっか。いきなりごめんなさい。KAITO、さん。あたし、ミク」

隣のメイコにたしなめられ、ミクは顔を真っ赤にしながら俯いた。なんか、凄く微笑ましい。妹っていいな。

「別にいいよ、好きな風に呼んでくれて。僕はカイト、よろしくね」
「じゃあ、よろしくね、お兄ちゃん」
「ねぇ、カイトのマスターってこの大学通ってるの?」

メイコが、僕が持っている傘を指さしながら聞いた。あ、そっか。僕たちのマスターは同じ学校に通ってるんだ。もしかしたら知り合いかも。

「うん、二人のマスターも?」
「そうなのよ。さっき電話がかかってきて、傘持ってきてーだって」
「帰りにネギ買ってもらうんだ!!」

やっぱりどのミクもネギ好きなんだな。まぁ、僕も例外ではなく、アイスが大好きなんだけど。

それから僕たちは、それぞれのマスターが来るまでずっとお喋りしていた。アンドロイドにインストールされてからボーカロイドと話すのは初めてだから、とても楽しかった。



* * * * *



「おっ待たせー!!ん?そっちのKAITOはどちら様?」
「オイ、テメェ走るの速すぎんだよッ!!…ん?カイト?」

マスターは少し息を切らしながら、僕の傘に入ってきた。今、マスターと一緒に来た人はメイコの傘に。入ろうとしたけど、メイコが持っていた傘につつかれている。

「マスター遅い!!」
「全く、私たちを待たせるなんて…!」
「悪い悪い。コイツと話しててさー。で、このKAITOは?」

二人のマスターが僕を指さしながら二人に聞いている。僕が答えようとすると、やっと息が整ったマスターが口を開いた。

「このカイトは俺の」
「はじめまして、マスターがいつもお世話になってます」

ぺこっと頭を下げる。マスターと親しそうだから、挨拶はきちんとしないと!!

「うっわー!!すげぇ礼儀正しいじゃん。てか、お前ボカロ持ってたんだ」
「言ってなかったか。まぁ、コイツだけだけど」
「何なに!?マスターたち知り合いなの!?じゃあまた会えるよね!!」

マスターたちのやり取りを見ていたミクがはしゃぎながら言った。また、会えるのかな。

「あたし、お兄ちゃんと一緒に歌いたい!!」
「いいわね、それ。私も歌いたい」

返答に困った僕はマスターを見た。マスターは、いいんじゃないの、と少し笑った。

「僕も。ずっとソロだったから」
「じゃ、決まり!!いいでしょマスター!!」
「分かった、分かったから早く帰ろうぜ。寒い…」

二人のマスターは傘をさしながらミクとメイコに訴えた。確かに寒い。雨は少し弱まったけれど、まだパラパラと降っている。

「……分かった、私たちは帰りましょ。じゃ、またねカイト」
「お兄ちゃんまたねー!!」

ミクは歩き出しながら手をブンブン振った。メイコは自分のマスターと酒がネギがと言い争っている。
また、会えるといいな。


ミクに手を振っていると、黙っていたマスターが口を開いた。ニヤリ、と口の端を上げて。この顔はなんか企んでいる顔だな…。

「んで?カイトはわざわざ俺の為に傘持ってきてくれたの?」
「ち、違います!!買い物のついでです!!」
「はいはい、そういう事にしておくから」

ニヤニヤと笑いながら、いや、ニヤケながら僕を見てくる。顔が熱を帯びてくるのを感じた。ああ、またやってしまった。
僕は赤くなった顔を隠すようにそっぽを向いて傘を渡した。クスクスと笑う声がする。ああ、もう!!

「傘、ささないんですか?」
「ん、こっちは使わねぇ」

と僕が渡した傘を指した。せっかく持ってきたのに…。僕がしゅん、と俯いているとマスターは笑いながら傘を持っている僕の手を包み込んで、

「だってカイトかわいすぎ」
「なっ!?何言ってるんですか!!意味分かんないですよ!!」

僕が顔を真っ赤にすると、マスターはいきなり手を引っ張った。マスターに倒れかけたところをすんでで止める。

「愛してるってこと」

耳元で囁かれる。直接息が当たってくすぐったい。僕の顔は、爆発してしまいそうに熱い。もう、なんでこの人は…!!

「は、早く帰りますよ!!雷鳴ってきましたし!!」
「分かったって、んじゃ、帰ろう」

え?マスター、傘は…。
そんな僕の疑問に気付いたのか、こちらを見てにこりと笑った。

「勿論、相合い傘」
「僕と一緒に居て、雷でも落ちてきたらどうするんです?」
「お前と一緒に壊れるなら本望だよ」

嫌味も通じない!!
なんでそんなに気障な台詞をさらっと言えるんですかね。天然のたらしですか。

でも、まぁ。

今の言葉は嘘じゃないから。


ずっと側に居ると言ってくれた貴方を、信じるから。


「しょうがないですね。今日だけですよ!!」







『時計台は、雨で錆びて。』
(壊れたって、きっと)(貴方は側に居てくれる。)



感想&誤字脱字指摘大歓迎ですので!!
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EDIT  |  18:58  |  *小説*  |  TB(0)  |  CM(1)  |  Top↑

*Comment

♪お疲れ様でした!

マスカイ…良いですね!
萌えさせて頂きました!
ありがとうございました!
次回作も期待ですね!
亜理栖 |  2008.08.31(日) 02:23 |  URL |  【コメント編集】

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