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2008.09.11 (Thu)

『境界線』土沖SS

テストの結果は……orz


どうしよう未来(さき)が見えない。←


ってことで有言実行大切だよね!!
土沖うp~笑

またシリアスで死ネタです\(^o^)/駄目だコイツ早くなんとかしないと



パソ禁止かもしれない…orz

茨城で女子高生自殺のニュースがあったら、きっとそれは俺www




BLです死ネタです。
苦手な方は即ブラウザバックして下さい。

平気な方はこのまま続きからどうぞ=3

【More・・・】







気が付けば、土方は沖田の部屋の前に居た。朝、着替えて真っ先に沖田の部屋に行く、日課となった無意識の行動。
部屋の前まで延びている縁側に立ち尽くしていたが、まだ少し残っている肌寒さに勝てず、からり、戸を開いた。

目的の沖田は、部屋の真ん中に独り静かに座っていた。何をする訳でもなく、独りで。
それはまるで土方を待っていたかのようだった。
少々の沈黙。先に口を開いたのは土方のほうだった。

「珍しいじゃねぇか、こんな朝早くに起きてるなんて」

土方が呆れた風に言う。実際、この時間に来てもいつも沖田は寝ていた。
沖田はそれが不満だったようで、口を尖らせながら言った。

「だってアンタ、今日は朝から見張りでしょう?何でも追い続けた攘夷浪士が見つかったとかで」

山崎に聞きましたぜィ、と顔をそっぽに向けながら呟いた。連れて行って欲しいと纏うオーラが言っている。
土方はバレないように小さくため息を吐いた。
珍しく起きてると思ったが、結構機嫌が悪い。けれど、もっと酷い時は口もきいてくれないのでまだマシだ、と思い込むようにしよう。

「お前、今の自分の状況分かってるか?」
「分かってまさァ。だから早起きしたんじゃねェですかィ」

土方は、言ってる意味が分からないという風に眉を潜めた。
また沈黙が降りる。春というには少し肌寒い風が縁側に立っている土方を掠める。部屋の中に入ればいいのだが、なかなか一歩が踏み出せない。まるで沖田と土方の間に見えない壁があるようだった。
そんな土方を知ってか知らずか、沖田は目を伏せた。

「約束をね、して欲しいんです」
「約束?」

土方が聞き返すと、沖田ははい、と言って今度はハッキリと土方の目を見た。

「今の俺は、アンタに何か言える立場じゃありやせん。俺ァもう、そっちに立てねェから。だから、約束」

そっちと言った時に沖田は土方の隣を指差した。
未だに沖田の意図が見えない土方はそれを静かに聴いている。

「…絶対に、此処に還って来る事。地を這ってでも、還って来なせェ。簡単な事でしょう?」

首を傾げながら、その時初めて沖田が微笑んだ。
それを見た土方は更に眉間の皺を深くした。コイツがこんなこと言い出すなんて、おかしい。
まぁ、突拍子もないことを言い出すのはいつものことだが。
理解に苦しんでいる土方を見て、沖田はもっと微笑みを深くし、視線を土方から外に向けた。

「土方さん、空って何だか分かります?」
「総悟、あのな、お前は」
「結局はないんですよ」

土方がやっとのことで紡ぎだした言葉はことごとく遮られる。しょうがない、とため息を吐き、静かに聴くことにした。

「空なんて明確なモノはない。こっちのほうが、よっぽど確かなんでさァ」

タンタン、と畳を白い指で叩く音が響く。

「だからねィ、アンタとは『この空の下で』なんて曖昧なモンじゃなくて、『この地の上で』約束して欲しいんでさァ。
俺の為に還ってこいとは言いやせん。近藤さんの為に還って来て下せェ。

…アンタが死んだら、皆哀しみまさァ」

今度はふわり消えそうな笑顔で言った。土方は目を見開き、気付けば呟いていた。

「総悟、だからお前は…」
「分かってますよ。そこまで馬鹿じゃありやせん。
じゃあ、ね、約束して下せィ」

そんな土方を笑ったまま見つめ返す。顔の前にゆっくり拳を顔の前に上げ、小指を立てる、指切りの印。

土方はため息を吐いた。やっぱりコイツには敵わない。

「何ボサッと突っ立ってるんです。アンタも小指出して下せェ。
呪ったりはしやせんから」

沖田のやろうとしている事を察した土方は自分も顔の前で小指を立てた。
それを見た沖田は、静かに謳いだした。

「指切り拳万 嘘ついたら針千本飲ます 指切った!」

沖田があまりにも楽しそうに笑うから、土方もつられて口角が上がる。言ったら子供扱いするなと斬られそうだが、土方は沖田のこういう無邪気さが好きだった。

「仕事があるんじゃないんですかィ?早く行かねェと遅れますぜィ」

そう沖田に言われて初めて気付いた。確かに、此処に来てから随分経った気がする。その間ずっと沖田は座っている。静かに、ただ其処に座っている。
そうだな、と呟いて部屋の前を去ろうとする土方を沖田が呼び止めた。

「土方さん、いってらっしゃい」

おぅ、と適当に返事をし、再び踵を返した瞬間、沖田の唇が微かに動いたのを土方は見逃さなかった。

「      」

声には出さずに、ぽつりと。優しい笑みを浮かべて、嬉しそうに。

土方は思わず引き返しそうになったが、何とか自分に言い聞かせた。引き返しても、そこにアイツはもういないだろう、と。






いつも通りの朝の喧騒が廊下に響く。


「こんな朝っぱらから出てくるなんざ、お前らしいや」




呟いた言葉はふわり浮かんで、喧騒の中に溶けていった。





小指に残るのは、沖田の唄声、そして見えない約束。









『境界線』
(交わされた約束、)(絡むことの無い指)



* * * * *

沖田は死んでたんですっていう設定…orz
だから足が見えないように座っていた、と。
幽霊だから足がなーいwww←

沖田の最後の言葉は
「愛してました」
わざと空白にしてみました。

初めての第三者目線見事に撃沈orz
いちいち説明臭くなってしまった;;


感想&誤字脱字指摘大歓迎です!!
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EDIT  |  12:04  |  *小説*  |  TB(0)  |  CM(1)  |  Top↑

*Comment

そーーごおおぉぉぉぉ!(モチツケ)
ヤベ…涙が止まらない!
春にゃん(アダ名さっき勝手に命名/すなよ!)文才ありすぎる!
心に染みたよー!(ToT)
亜理栖 |  2008.09.23(火) 04:57 |  URL |  【コメント編集】

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